【専門家が徹底解説】長崎の明和ビジョンとハマクロス411のLEDビジョンを比較してみた!
先日、長崎へ出張した時に長崎市内にもLEDビジョンが増えていることに気がつきました。
3年前に行った時は、ほとんど無かった印象でしたが、地方の方までLEDビジョンによる動画広告が増えているようです。
今回は長崎での最新のLEDビジョンを解説していきたいと思います。
「長崎での最新のLEDビジョンの情報が知りたい」
「LEDビジョンの導入を考えている」
「明和ビジョンが有名だけど他にないの?」
「長崎のLEDビジョンのターゲティングはどうなってるの?」
などの情報が知りたい方にとって役に立つ情報になっております。
長崎市の浜町アーケード付近の明和LEDビジョン
長崎に在住の方に聞いた話では、長崎の中心部の交差点にある「明和ビジョン」と言うLEDビジョンがあるとのことでした。その情報を聞いて早速現場の方に行ってみました。
2020年9月頃に設置されたLEDビジョンだそうで、企業プロモーションや観光PRなどの動画が流れています。
約15秒ほどの動画を流しているLEDビジョンです。
ピッチ数 LED 6.4mmピッチ
視認距離 約7M
法人様が管理されているLEDビジョンの様です。
早速現地に行って見て来ました。
ここからは個人の推論となります。
明和ビジョンのメインターゲットは、車のドライバーでサブターゲットとして歩行者だと考えられます。
もう少し深く考察してみると、停車中のドライバー向けです。
私が行った時は、「コロナに負けるな!」と言う動画が流れていて、長崎を元気付ける様なコンセプトムービーが流れていました。
長崎の中心部の交差点と言うことで1日を通して交通量が多い場所だそうです。
交差点での赤信号の待ち時間は、約1分から1分30秒ほどになります。
1日8時間LEDビジョンを点灯させると仮定すると、
信号サイクルは2分30秒ほどですので、1時間で24サイクル(青⇨黄色⇨赤のサイクル)回ります。
つまり、1時間で24回赤信号(1分〜1分30秒)が回ってきます。
1日8時間で192回になります。
これが「有効再生回数」です。
有効とは、メインターゲットに対して放映するチャンスのことです。
しかし、LEDビジョンは赤信号の時に放送してくれるとは限りません。広告業界の場合、1時間に何回と言う規定があり、ランダムで再生されます。
実質的には下がることが想定されます。
明和ビジョンでの掲載は、効果期待と言うよりもブランディング用途をメインとして設置されたケースだと考えられます。
ブランドとしての位置付けと街のシンボルと言うイメージング戦略でしょう。
使用しているLEDのピッチ数も6.4mmと言うことで視認距離が7M必要になります。
近づいてみると少し荒く見える部分があります。
長崎ハマクロス411のLEDビジョン
長崎市内のアーケードの中心部にあるLEDビジョンとして有名なのがハマクロス411に設置されたLEDビジョンです。
通称ハマモニと言われているそうです。
こちらも2020年12月頃に設置されたLEDモニターで企業PRや行政関係のPR動画が流されているビジョンになります。
ピッチ数 LED 5.3mmピッチ
視認距離 約6M
法人様が管理されているLEDビジョンの様です。
早速現地に行って見て来ました。
ここからは個人の推論となります。
ハマクロス411のハマモニのメインターゲットは、歩行者にフォーカスした設置だと考えられます。
もう少し深く考察してみると、浜の町アーケードに来た方向けだと考えられます。
浜町アーケードは入り口が複数ありますが、その中心部(ハマモニがある場所)は必ず通る場所だそうで高確率で認知する場所だそうです。
そのため、休日は出店が多く出ているとのことでした。
また、センターマックと呼ばれているマクドナルドが目の前にあるので、ランチ時に並んでいるお客さんにも認知を行うことが可能だそうです。
私が行った時も「観光PR動画」が流れていて、出店に来た人や通っている人が見ていました。
また、設置位置が低く音響も設置されているので、かなりの迫力があります。
LEDビジョンのピクセルピッチも5mmを使用していて、高画質な印象を受けます。
長崎の中心部と言うことで1日を通して歩行者数が多い場所だそうです。
ターゲットが歩行者ということもあり、信号もないため、「有効再生回数」は再生回数と変わらないことが想定されます。
日中は歩行者天国のような場所らしく、非常に安定してターゲットに告知することができる様です。
ハマクロス411は、高級ブティックや宝石店が入る商業施設だということで、ブランディング用途や効果期待での広告掲載が出来る場所だと考えます。
施設の管理者も博多大丸ですので、一等地に広告を出すようなイメージです。
ブランディングされているLEDビジョンは、好き勝手に広告を配信することができない場合があり、動画広告の審査がある場合があります。
ほぼ同じ時期に設置されたLEDビジョンの製品を比較
明和ビジョンとハマクロス411のLEDビジョンの製品を詳しく見ていきたいと思います。
スペックを見てみると
明和ビジョン
画面サイズ W6750mm × H3840mm
ピッチ数 LED 6.4mmピッチ
視認距離 約7M
ハマクロス411
画面サイズ W4800mm × H2880mm
ピッチ数 LED 5.3mmピッチ
視認距離 約6M
明和ビジョンの方が2回りほど大きく、その分ピッチ数が広くなっています。
また設置位置が高い為、実際に目視してみると小さく見えます。でも寸法的には大きいです。
設置の時期もほぼ同じ時期なので、製品の新しさは変わらないだろうと考えています。
ハマクロス411のLEDビジョンは最新のモデルを使用していました。福岡市内で使用されている様なLEDビジョンと似ています。
明和ビジョンのLEDの製品の品質をしっかり見ようと思っても、ビルに登ってみる必要があり、実質的には不可能です。
もし、最新の製品を詳しく見たい方はハマクロス411の方をおすすめします。
長崎県内はLEDビジョンの施工業者が少ないので価格にばらつきがある様です。
長崎でのLEDビジョンの専門業社はMINAMIHARA LED1社だけ
長崎県内のLEDビジョンを専門的に施工販売を行なっている会社は
MINAMIHARA LEDさんと言う会社1つだけのようです。
他社は、他の事業を並行して行なっているようですが、専門的に扱っている
LEDビジョンの販売会社は1社だけです。