【5分で分かる】大型LEDビジョンの適正サイズの出し方と用途設定
大型LEDビジョンを設置する上で重要になってくるのがLEDビジョンの「適正サイズ」になります。
大きければ大きいほど目立ち、よく見えると思われていますが、そう言うわけではありません。
また、大きさや解像度によって費用が変わってきますので、費用対効果のコストパフォーマンスを考慮しながら決定していく必要があります。
今回の記事では、LEDビジョンのサイズの決め方が分かるようになります。
無駄に大きなLEDビジョンを付けてコストだけ上がらないようにしましょう。
LEDビジョンの用途
LEDビジョンのサイズを決めるためには、ターゲットまでの距離が必要になります。ターゲット設定を行い、距離を考えていきましょう。
まず、LEDビジョンの用途の目的を考えていきます。
LEDビジョンを設置する目的
LEDビジョンを設置するには何か理由があると思います。
その理由を明確にする事で適正サイズを知る事ができます。
LEDビジョンを設置する目的として多いのが以下の3つです。
とにかく目立たせて認知を広げたい
この場合、交差点付近や人通りが多いところなどの流動性がある場所へ設置される事が多いです。ここで重要になるのは、どこにいるターゲットに見てもらいたいのかを考える事が大切になります。
例えば、信号待ちの車に対しての広告なのか、交差点で待ってる歩行者に対しての広告なのか。
ターゲットがどの辺にいるのか?と言うことを考えた上での設置が重要になります。
商品やサービスをアピールしたい
この場合も同じで、ターゲットとする客層がどのようなところにいるのかを考える必要があります。
狭い場所に大きなLEDビジョンを付けてしまっても、近すぎて良く見えなかったり、眩しすぎて光害になる可能性もあります。
その場合、商品やサービスによっては「しつこい、目障り」といった逆ブランディングになる可能性もあります。
ターゲットに対してストレスにならないようなサイズ感が重要です。
広告枠を販売して収入にしたい
不動産の屋上や、側面などにLEDビジョンを設置して広告ブースとして貸し出すことで、広告収入を得るオーナー様も増えてきました。
この場合も同じで、目立っていればどこかの企業が契約してくれると言うのは誤りです。どのようなターゲットに対して広告を出す事が可能なのかを想定する事が重要になります。
データが手に入りやすい近年では、企業はターゲティングを行なっており、コストパフォーマンスを求めています。
需要がありそうなターゲットを知る必要があります。
ターゲットを知ったところで、次は距離を想定します。
大型LEDビジョンの適正サイズの計算方法
大型LEDビジョンの適正サイズの計算方法は、
適正視認距離 = ピクセルピッチ × 1.16m
となっております。この数字が目安となってきます。
ピクセルピッチと言うキーワードが出てきましたがこれは、LED1つ1つの距離です。
ちょっと難しいので後で解説します。
適正距離
屋内型で高解像度のLEDビジョンの2mmピッチの場合
屋外型で高解像度のLEDビジョンの3.9mmピッチの場合
このピッチ数は、間隔が広くなるほど解像度が低くなり、価格が安くなります。
つまり、10mほどの距離のターゲットに対して広告を行いたい場合、
2mmピッチや3.9mmピッチのものである必要は無く、
10m ÷ 1.16m = 8.62mmピッチ前後のもので大丈夫と言う事です。
このピッチ数の選択だけでも費用が半分になります。
LEDビジョンのピクセル
LEDは点の集合体なので、LED1つ1つに距離があります。これをピクセルピッチと呼びます。
ピクセルピッチは、距離が短いほど高画質ですが、価格が高いです。
普通のディスプレイと4Kテレビのような感覚です。
高画質の方が美しく綺麗ですが、広告動画自体を高画質で作る必要があったりとコストが高くなりがちです。
現状のLEDビジョンの広告では、DVDと同じ規格サイズが推奨されております。
LEDビジョンの適正サイズ
普段テレビや映画などで使われている解像度「たて480 × よこ720」が欲しい場合のサイズを考えてみたいと思います。
設置場所はビルの壁面に設置、ターゲットは8mほど先の交差点や歩行者とします。
良くある設置風景ですね。
この場合のLEDビジョンのサイズは「たて2.4m × よこ4.8m」ほどになります。
重さが、900kg~1000kgほどになってきますので、建築物が荷重に耐えられるのか検査しておく必要があります。
LEDビジョンの設置や適正サイズの決定はプロの意見が必要なりますので、必ず信頼できる業者への確認を推奨しております。
オーバースペックのピッチ数のLEDビジョンを購入しないようにご注意ください。