【専門家が徹底解決】LEDビジョンとは?騙されずに得するための必須の知識を解説
近年では、デジタル化が進みあらゆる広告が動画になって来ました。
その動画広告を映し出すモニターはたくさんあります。
その中でも注目されているのがLEDビジョンです。人通りが多い交差点や屋外の看板として見かける様になりました。
その人気から、LEDビジョンを取り扱う業者は年々増えています。
今回は、LEDビジョンに関することが全てわかる様に解説して行きたいと思います。
LEDビジョンとは?
LEDビジョンとは、無数のLEDを組み合わせることで映像を映し出すモニターです。
変形自在で、経済的でメンテナンス性が高いと言う大きな特徴を持っています。
LEDビジョンの仕組み
LEDビジョンは、1枚1枚がパネルの様になっています。
この1枚1枚をパネルの様につなぎ合わせることで、1枚の大型ビジョンを作り出します。
LEDビジョンは、いろいろな種類があり、最近では建物の一部のデザインとしても使われています。
【必須の知識】LEDビジョンの仕組みとLEDディスプレイコントローラー
LEDビジョンの明るさは液晶の10倍
LEDビジョンの明るさは、液晶テレビの10倍と言われています。
その明るさの違いは、映像を映し出すときの原理の違いにあります。
LEDビジョンは映像を映し出す時に、LEDが発行することで映像を作り出しますが、液晶ディスプレイの場合、液晶に写っている映像をバックライトで照らし出す仕組みになっています。
液晶ディスプレイは、画面が光っているわけではなく、画面を照らし出している感じです。
LEDビジョンは、非常に明るいモニターのため、太陽光が強い屋外でも見やすくなっています。
液晶ディスプレイでは、暗く見えてしまうような場面でも、LEDビジョンであればしっかりと告知することができます。
【専門家が徹底解説】LEDビジョンと液晶ディスプレイの違い理解で売上拡大!1つの大きな違いとは
視認距離が大きく変わる
視認距離とは映像がどの様なものなのか、認識できる様になるための距離です。
LEDビジョンは無数のLEDで構成されています。その為、近い距離か見ると点が光っているだけに見えるので、離れて見る必要が出てきます。
ビジョンのサイズによって異なりますが、小さいものでも2メートル以上離れる事が必要です。
しかし、液晶ディスプレイの場合、映像が映し出されているので、近くで見ても全く問題ありません。近くで見る場合は液晶ディスプレイの方が優れています。
例えば、1m先の歩行者に対して大型LEDビジョンで映し出した場合、この様に見えてしまいます。
視認距離には、ピッチ数が関係してくるので、ピクセルピッチ数の理解が必要です。
【専門家が徹底解説】LEDビジョンの視認距離ってなに?コストが下がる!ピクセルピッチと焦点距離
ピクセルピッチ数
LEDは点の集合体なので、LED1つ1つに距離があります。これをピクセルピッチと呼びます。
ピクセルピッチは、距離が短いほど高画質ですが、価格が高いです。
普通のディスプレイと4Kテレビのような感覚です。
高画質の方が美しく綺麗ですが、広告動画自体を高画質で作る必要があったりとコストが高くなりがちです。
大型LEDビジョンのピクセルピッチの適正サイズの計算方法は、
適正視認距離 = ピクセルピッチ × 1.16m
で算出することが可能です。
ピクセルピッチが2mmのLEDビジョンであれば、2.2mほど離れておく必要があります。
【専門家が徹底解説】LEDビジョンの視認距離ってなに?コストが下がる!ピクセルピッチと焦点距離
LEDビジョンの適正サイズ
普段テレビや映画などで使われている解像度「たて480 × よこ720」が欲しい場合のサイズを考えてみたいと思います。
設置場所はビルの壁面に設置、ターゲットは8mほど先の交差点や歩行者とします。
良くある設置風景ですね。
この場合のLEDビジョンのサイズは「たて2.4m × よこ4.8m」ほどになります。
重さが、900kg~1000kgほどになってきますので、建築物が荷重に耐えられるのか検査しておく必要があります。
【5分で分かる】大型LEDビジョンの適正サイズの出し方と用途設定
LEDビジョンの耐用年数
LEDビジョンの耐用年数は、設置されている環境にもよりますが約5年といわれています。
5年経ったら使えなくなる訳ではなく、メンテナンスをする事で耐用年数を伸ばす事が可能です。
LEDビジョンは液晶ディスプレイに比べるとメンテナンスが簡単になっています。
LEDビジョンは、LED自体が発行するため、切れてしまったLEDを取り換えるだけで大丈夫です。
また、精密機器の部分の耐久年数も5年ほどと言われており、故障部分の交換を行う事で再度使える様になります。
【専門家が徹底解説】LEDビジョンの耐久年数とランニングコスト!保証が短い粗悪品に要注意!
LEDビジョンのランニングコスト
LEDビジョンは、映像を映し出すビジョン本体とは別に維持費がかかってきます。
特に広告として使う場合は、深夜以外付けっぱなしにしていることが多い為、電気代がかかってきます。
特に屋外用であれば、日光に負けないくらいの明るさを維持する必要がある為、日中の電気代が高いです。
一般的には、深夜を除いて7:00~22:00の15時間ほど付けっぱなしにします。
2mほどのLEDビジョンの場合
室外であれば、2000円~/1day
ほどかかると言われています。
大型になればなるほど、消費電力がかかるので注意が必要です。