【専門家が解説】LEDビジョンの解像度が理解できる！広告LEDビジョンに最適なピッチ数
テレビの画面やパソコンの画面と同様にLEDビジョンにも解像度が存在します。
近くから見るデジタルサイネージなどのビジョンの場合、価格が安くなりったこともあり高解像度の方が好まれるようになりました。
LEDビジョンの場合、高画質になるほど価格が高くなるので費用を安く済ませたい方には注意が必要です。
LEDビジョンの解像度
解像度というのは、単位当たりにどれだけのLEDがついているのか？という意味になります。
LEDというのは、点で光るものです。
点の数が多いほど、鮮やかに細かく見せる事ができるので高解像度と言われています。
高解像度になるとLED１つ１つの距離（ピッチ）が2mmや1mmとなってきます。
その場合、たくさんのLEDが使用されるので非常に高価になります。
逆に4mピッチであれば、2mと比べると半分の使用量になります。
その為、価格が安くなる傾向があります。
LEDの解像度を落とすメリットとデメリット
LEDの解像度を落とすメリットとしては、解像度を落とすと価格が安くなりメンテナンスのコストも落ちやすくなります。
LEDの解像度を落とすデメリットとしては、LEDの使用する数が減ってくると、近くで見たときに荒さが出てきてしまいます。
視認距離に合わせた解像度を選ぶ事で、オーバースペックにならずに済みます。
ベストな解像度の決め方
ベストな解像度を決めるためには、ターゲットまでの距離と設置画面の大きさが関係してきます。
約10m先のターゲットに見せたい場合
ピッチ3.9mmのLEDビジョンを使用した場合11mほどの視認距離が必要になります。
その場合2.5m × 1.5mのLEDビジョンが最適になります。
ですので、ピッチ数3.9mmのモデルがベストです。
約25m先のターゲットに見せたい場合
ピッチ8mmのLEDビジョンを使用した場合25mほどの視認距離が必要になります。
その場合5.3m × 3.3mのLEDビジョンが最適になります。
ですので、ピッチ数8mmのモデルがベストです。
オーバースペックの判断はどうしたらいいの？
例えば、25m先のターゲットに対して普通の広告を流す場合、8mmピッチの解像度を使う事がベストだと言いました。
これを2mmピッチのものにすると価格は2倍以上になりますが解像度が高くなるのですぐ近くからでも見ることはできます。
見栄えは凄く良いですが、25m先のターゲットからは少し綺麗に見えるなくらいの違いになります。
高画質が必要なものなのか、標準品質で良いものなのかで判断すると良いです。
広告LEDビジョンに最適な解像度
LEDビジョンの解像度について説明をしてきましたが、ここでもう１つ知っておく必要があります。
動画の解像度
動画にも解像度があり、youtubeにも4Kや1080Pや720Pなど設定画面に表示があると思います。
動画の解像度も大きくなればなる程、鮮やかになりますが動画ファイルが重たくなるので、機材のコストがかかってきます。
そのため、動画の制作コストが高価になります。
最適な動画の解像度であれば720Pや480Pと言うサイズで問題ありません。
この解像度であれば、普段DVDで見ている様な見慣れた自然な解像度で表示する事ができます。
広告LEDビジョンに最適な解像度
普段DVDで見ている様な見慣れた自然な解像度で2.4m × 4.8mのサイズのLEDビジョンに
映し出す場合を想定指定と思います。
ビルなどの屋上や屋外看板に設置するとしましょう。
その場合、視認覚距離は７mとなります。7m離れていれば認識できる距離です。
上記の条件での最適な解像度はピッチ数5mmほどになります。
5mm以下であれば問題ありません。
高画質のメリットとデメリット
高画質のLEDビジョンが必要な場合は、ブランディングや他社との差別化を行いたい場合有効です。
特にイベント会場では高解像度の方が好まれます。
高解像度のLEDビジョンを用いると、文字の再現性や鮮やかさと言う点で非常に優位性があります。
高価な商品や、自社のブランドを前面に押し出していきたい場合、高解像度のLEDビジョンがオススメです。
大型LEDビジョンの適正サイズの決め方
LEDビジョンの解像度の理解が深まったところで、次はLEDビジョンのサイズの選択になります。
大型LEDビジョンの適正サイズの決め方はこちらをご参照ください。