【屋内型】LEDビジョン屋内型の４つの特徴と活用事例！距離と明るさに要注意！
LEDビジョンには屋内用と屋外用の２種類があります。
用途に合わせて選ぶ必要があります。
屋外用を屋内で使いまわしたりすると、視認距離の問題から見にくくなってしまう場合があるので注意が必要です。
屋内型LEDビジョンの特徴
今回は、屋内型LEDビジョンの特徴について解説して行きたいと思います。
屋内型LEDビジョンは、大きな画面でできるだけ鮮やかに見せることが想定されて作られています。
屋外のものと比べてみると、屋外用のLEDビジョンの様に防塵防水性能は必要ないですが、近くから見られることが多いので、ピクセルピッチ数が小さく設計されていることが多いです。
ピッチ数
ピクセルピッチ数というのは、映像を映し出すLED一つ一つの距離です。
屋内型LEDビジョンは、屋外のものと比べるとピクセルピッチ数が小さく設計されています。
ピクセルピッチ数が離れていると、近くで見た時に無数のLEDが光っている様に見え、映像が認識しにくくなります。
そのため、屋内型のLEDビジョンはピクセルピッチが狭くしてあります。
メーカーの屋内型LEDビジョンの最小ピッチ数を見比べてみると
2mm~となっているところがほとんどです。
2mm以下になってくると、それだけ高解像度になりますが価格が高くなります。
視認距離
ピクセルピッチ数が広がると、その分だけLEDの使用量が減るので価格は安くなります。
しかし、間隔が広がるため視認距離が長くなります。
視認距離とは、映像を認識するために必要な距離のことです。
ピクセルピッチ数が2mmということは、視認距離として2.2mほど必要になります。
LEDビジョンはある程度広いところに設置されることが多いため、2.2mほど確保できれば十分ですが、空間演出などで使われる高画質なLEDビジョンであればピクセルピッチ数が1mmほどの場合もあります。
映像の鮮やかさを重視するなら注意
映像の鮮やかさを重視するのであれば、LEDビジョンよりも液晶ディスプレイを選択する方がオススメです。
輝度
LEDビジョンは液晶ディスプレイと明るさが10倍ほど違います。
なぜかというと、映像を映し出すLED自体が発光しているのでロスがありません。
特に、屋内では輝度についてあまり考える必要はありませんが、屋外用のモニターは
屋内用のものと比べても明るくなるように設計されています。
明るさ調整がついていない昔のものを室内で使うと、眩しすぎて見にくいということが考えられます。
また、室内用のものを外で使用すると、明るさが足りずに暗くなってしまうので注意が必要です。
価格
屋内用のLEDビジョンは、屋外のものよりも１枚あたりの価格が安いです。
同じサイズのLEDビジョンを比べてみると約4割ほどコストダウンします。
屋内用は、防水防塵加工が必要ないので、屋外用と比べると耐久性が低いですが、普通に使う分には全く問題ありません。
またコストが安い分、屋外用よりも高画質で作ることができます。
室内用LEDビジョンは多様性が高い
室内用LEDビジョンは屋外用に比べても形状を自由にできるので、多様性が高いことも特徴です。
湾曲させたり、床や壁面に大きく使ったりすることで空間演出としても活躍しています。
屋内型LEDビジョンの活用
空間演出
組み合わせが自由自在に変更可能なLEDビジョンは、パネルを組み合わせることにより様々な場所に配置することが可能です。
結婚式場や壁面や柱、床に至るまで場所を選ばずに配置することができます。
売り場の演出
売り場の商品棚に配置することで商品POPを映像化することも可能です。
売り場が限られている場所や、液晶ディスプレイが入らない場所でも小型LEDビジョンを使うことで配置ができます。
シースルーLEDビジョン
シースルーLEDビジョンは、屋内に入ってくる光を遮光せずに映像を映し出すことができます。
ガラス面の前にLEDディスプレイを配置すると、室内が暗くなってしまう場合などに有効です。
湾曲型LEDビジョン
フレキシブルLEDビジョンと言われているLEDビジョンで、自由におりまでることができます。
湾曲させたり、波のようにうねらせたりすることで、液晶ディスプレイではできないような映像効果を発揮します。
デジタルアートや、建築物の壁面などで採用されています。
LEDビジョンは収益化も可能
LEDビジョンは、次世代の広告収入として注目されています。
LEDビジョンの最大の魅力は情報伝達量の多さにあります。
１分間の動画の情報量は写真だけの情報と比べると5000倍と言われています。
数秒しか見られないと言われている広告の世界では非常に重要となるのが情報伝達量です。
従来の看板であれば、１つの広告設置場所に対して１つの看板しか置くことができません。
しかし、LEDビジョンであればたくさんの広告を流すことが可能です。
特に人が沢山集まる場所や、人通りが多い場所であれば効果が最大限に発揮できます。